AndroidのViewとレイアウトについてメモ
Androidの画面を構成するのは View である。
Viewには2つのタイプがあり、Widget と Layout と呼ばれる。
●Widget
TextViewやButtonなどで、画面を操作したり、情報を表示する部品。●Layout
LinearLayoutやRelativeLayout、FrameLayoutなどで、画面の構成を決めるもの。View を画面上のどこに、どのように配置するかをパラメータで指定する。
パラメータについて見ていこう。
ここから説明するパラメータをlaytou用xmlで使用する場合、基本プレフィックスとて「android:」が必要である。
●Viewの大きさを指定するパラメータ
layout_height viewの高さ
layout_width viewの横幅
高さや横幅を指定するときの単位には、以下が使用出来る。
・絶対値を指定する
dp(dip):density-independent pixels(密度非依存のピクセル)
160dot/inch(dpi)の画面を基準とし、1dpiは160dpiの画面で1ピクセルと同義である。
px = dp * (dpi / 160)
つまり、画面の解像度(dpi)によって、(dpi/160)の比率で自動的に px を決定するため、
複数の解像度端末に対応出来る。
sp:scale-independent pixels(スケール非依存のピクセル)
指定したサイズは解像度とユーザが設定したフォントのサイズに合わせて自動的にスケールされる。
dpと似ているが、フォントサイズに依存する点で異なる。
px:ピクセル単位
たとえば、480px X 800pxの画面であれば、
1pxは画面の1/480ということになる。
Viewの幅や高さ、マージン、パディングはdpで指定し、文字サイズに関してだけspで指定することが多いようである。
また、画面レイアウトファイルで「android:textsize」属性を指定しない場合(デフォルト)では、フォントサイズの単位にspが使用される。
はじめは、480px×800pxを想定して作成し、その後他の解像度の端末で検証すると良い。
googleの公式:http://developer.android.com/intl/ja/design/style/metrics-grids.html・相対的に指定する
match_parent(fill_parent:API Level8から非推奨):親のViewと同じサイズ
wrap_content:コンテンツを表示するのに十分なサイズ
●Viewの余白を指定するパラメータ
padding:Viewの内側の余白
layout_margin:Viewの外側の余白
paddingやlayout_marginは、上下左右を別々に指定することが可能である。
padding、layout_marginの後ろに、Top(上)、Bottom(下)、Left(左)、Right(右)を指定するだけである。
●位置を指定するパラメータ
Gravityを使用する。レイアウトとViewの関係を指定することが出来、UIのイメージをしながら構築する。gravity:内部の要素の位置を決める
layout_gravity:自分の位置を決める
●レイアウト
UIの構造を定義する。
LinearLayout:Viewを直線的(線形)に並べることができる
・どの方向に並べるか
orientation:horizontal(横、デフォルト) or vertical(縦)
・子要素の重み
layout_weight:View配置の残りのスペースを埋める。指定しない場合、0が割り当てられる
レイアウト中のViewは割り当てられた重み分だけ残りのスペースを埋めるように表示される。
RelativeLayout:Viewを相対的に配置することができる
以下のようなパラメータによってView同士の位置関係によって画面を構成できる。
layout_above:指定したidのViewの上
layout_alignBaseline:指定したidのViewのベースラインにあわせる
layout_alignBottom:指定したidのViewの下端にあわせる
layout_alignLeft:指定したidのViewの左端にあわせる
layout_alignParentBottom:親となるViewの下端にあわせる
layout_alignParentLeft:親となるViewの左端にあわせる
layout_alignParentRight:親となるViewの右端にあわせる
layout_alignParentTop:親となるViewの上端にあわせる
layout_alignRight:指定したidのViewの右端にあわせる
layout_alignTop:指定したidのViewの上端にあわせる
layout_below:指定したidのViewの下
layout_centerHorizontal:親となるViewの横方向の中央
layout_centerInParent:親となるViewの中央
layout_centerVertical:親となるViewの縦方向の中央
layout_toLeftOf:指定したidのViewの左側
layout_toRightOf:指定したidのViewの右側
FrameLayout:Viewを重ねて配置する。
FrammeLayoutのViewが、レイアウトファイルに記述された順番で配置される。
ScrollView:画面にレイアウトが収まりきらなかった場合に、収まらない分をスクロールして表示する。
子にもつルートとなるViewは1つでなければならない。つまり、ScrollViewに直接複数のTextViewを指定せず、TextViewをもつLinearLayoutを、ScrollViewに配置するなどである。
0 件のコメント:
コメントを投稿