2013年5月11日土曜日
JNI JavaからCppを実行する
JNI Javaからcppを呼び出してみる。
■まずはJavaでコード書きます
https://gist.github.com/masazdream/5560075
■対応するCppファイルを書きます
https://gist.github.com/masazdream/5560082
※Javaのコードとの名称対応は大切です。
■JavaとCppのコードから必要なヘッダファイルとSharedObjectを作成します
そのために今回はantを使用しますので、antからgccコンパイルする環境を作成します。
・ant-contribのバイナリをantのlibに配置
http://sourceforge.net/projects/ant-contrib/files/
・ant-xercesのバイナリを取得して、antoのlibに配置
http://xerces.apache.org/mirrors.cgi
・ant-cpptasksを作成する。
http://sourceforge.net/projects/ant-contrib/files/ant-contrib/cpptasks-1.0-beta5/
デフォルトでついてくるbuild.xmlに以下の対策を施して、実行するとjarが作成出来ます。
■対策
①javacタグにincludeAntRuntime="true"を設定します。
②ソースをコンパイルするJavaのバージョンに注意しないと警告が
うるさいので処理します。
A. java.sourceとjavac.targetには、コンパイルするJavaのバージョンを
設定しましょう。
B. jt.jarのパスを表すpathを作成して、javacのbootclasspathに指定します。
<path id="compile.boot.path">
<fileset dir="${java.home}/lib">
<include name="rt.jar" />
</fileset>
</path>
<javac ・・・
<bootclasspath refid="compile.boot.path" />
</javac>
■必要なパスを通す
③xercesのライブラリをクラスパスに追加する
<path id="compile.path">
<fileset dir="[最初のステップでjarを置いたディレクトリ]">
<include name="*.jar" />
</fileset>
</path>
<javac ・・・
<classpath refid="compile.path" />
</javac>
これでコンパイル出来ます。
target/lib/cpptasks.jarがあるので、ant本体のlibディレクトリに
コピーします。
> echo $ANT_HOME
でhomeを確認が出来たら、配下のlibにコピーします。
■antの記述を整えます。
javahでヘッダーファイル作成を記述します。
ccタスクでcppファイルをコンパイルします。
<taskdef resource="cpptasks.tasks">でccタスクを使用する準備が出来ますので、
以下のようにccタスクを記述します。
<cc link="shared" outfile="[soを出力するディレクトリ名]/[クラス名]" obj="[ヘッダーファイルを出力したディレクトリ]">
<includepath location="${env.JAVA_HOME}/include}" />
<includepath location="${env.JAVA_HOME}/include/linux" />
<fileset dir="[ヘッダーファイルを出力したディレクトリ]" includes="HelloWorldJNI.cpp" />
<libset libs="stdc++"> ←cppの場合は指定。CとCPPが混じっている場合には、cppファイルのみにantで実行出来ます。
</cc>
※outfileに指定したパスのファイル名をつかって、libhello.soなどの名前が決定されます。
最終的に以下の様なファイルになる。https://gist.github.com/masazdream/5560085
■Javaの実行
soファイルの入ったディレクトリを環境変数「LD_LIBRARY_PATH」に指定してから実行します。
実行結果は、Hello World。
せっかくなのでcやcppで記述したファイルをドンドンJavaで実行していましょう。
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