setの良い点は、findによって目的のオブジェクトがsetに含まれているかどうかすぐに判別できる点であり、ソートされて保持された性質を利用して、ソート用途としてsetを使ってはならない。vectorをalgorithm sortでソートするよりもオーバーヘッドが高いからである。オーバーヘッドは、setが指定した要素をfindですぐに見つけられるように要素をinsertする際にインデックスすることからも想像に難くない。
また、ソートされることからわかるように、setの要素となる型にはオペレータ < が定義されている必要がある。これはmapのキーと同じである。
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